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東野圭吾さんの短編集です。
やはり、さらりと読みやすいです。 「寝ていた女」 「もう一度コールしてくれ」 「死んだら働けない」 「甘いはずなのに」 「灯台にて」 「結婚報告」 「コスタリカの雨は冷たい」 の7本です。 全体的に殺人シーンが軽めで(描写がほとんどなく)怖いという感じもなく読めました。 「甘いはずなのに」が少し切なかったです。 面白かったのは結婚報告かな。 同級生で最後まで残ってる組の友人が結婚報告の知らせをくれた・・・文字は間違えなく彼女。 でも、その手紙に同封されている写真に写っていたのは、彼女の顔は・・・別人だった。 始まりが面白かったので、ちょっと、もう少し面白く出来たんじゃないかなーという気もしましたが。 オチが残念。 灯台にて・・・は、ま、「いい関係」のお話ですね。 文章がいつもわかりやすくて丁寧で、推理そのものよりを人間を描く方ですよねぇ。 |
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東野圭吾さんの短編集。
交通事故を題材とした、ミステリィです。 ・天使の耳 ・分離帯 ・危険な若葉 ・通りゃんせ ・捨てないで ・鏡の中で の6篇です。 目ではなく、耳でも証言にはなるか・・・ 聴覚障害者の少女が兄が事故を起こしたときはは「青信号だった」という。 一秒も狂いなく、音を聞く耳を持つ少女の奇跡の耳は・・・ 奇跡を起こしたのか?それとも? 最後に考えさせる終わらせ方がお見事でした。 危険な若葉は・・・被害者の復讐がちょっとなぁ・・・と思いました。 別の場所に迷惑かかるのはどうかと思います。 それで、新たに被害者が出たら、今度はまた、加害者に変わり・・・とけっこう怖い想像になりました。 通りゃんせは心理描写が・・・人の気持ちって本当に切ない。悲しい。 面白かったのは、捨てないで。 捨てないで・・・がいくつもの場所にかけてあるのも面白かったし、 こんな身勝手な男、こうなるのが当然。すっきり!と言う感じです。 交通事故。 つい、赤信号でとおったりしてませんか? つい、横断歩道じゃないところ渡ってませんか? つい、路上駐車してませんか? つい・・・・ いつ、被害者にも加害者にも・・・そうなってもおかしくない・・・それが、交通事故ですよ。 と言う印象を受けました。 |
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角川文庫 トランプ台上の首より
隅田川沿いのアパートで女性の遺体がみつかった。 いや、首がみつかったというべきだろうか。 凄惨な事件に、お馴染みの金田一耕助が、事件を解明する。 犯人は何故、身元のわかる「首」をのこし、持ち運びにくい身体のほうを運んでいったのか・・ 金田一先生がでてくる短編です。 古い時代の黄金期推理小説。 何回よんでも、ま、おもしろいですね。 現代とはもちろん違いますし、ドラマチック。 横溝正史のほうでは怖いほうではないですが、 やはり、凄惨な現場ではありますね。 毎回読んで、犯人もわかってるんですが、なんでか内容をぼんやりとしか思い出せなくなる、 謎の短編。 私の記憶力のせいなんですけれど。 |
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短編ミステリー集。
8本の短編です。 ひとつ、ひとつは、そrで、独立したお話になっています。 第一話は、薬局店を営んでいた夫婦の話。 一人娘を、レイプされ、殺され、犯人は捕まらず時効を迎えてしまった。 病気がちの妻。夫の身体もよくない。生きる張り合いもない。 薬局を占め、つましい生活をする夫婦のもとに、10万円という現金が届き始める。 毎月。「芋虫」「陸稲」と、不思議な名前とともに。 いったい誰が。 二人は考え始める。 いったい誰が、二人にそんな大金を送り続けるのか。 第二話は、一話の夫婦に500万もの借金をしなががら、返しもせずぎゃんぶりに明け暮れる、 一話の夫婦の妻の従姉妹。 第三話はその、従姉妹が婦長として勤めていた病院の入院患者の隣の家で、事件が起きて・・・ という風に、 一話ずつ、独立しながら、それでもつながっているので、 「次は誰か」となっているわけです。 笹沢さんの作品にはどこか、孤独と寂しさがあるように感じます。 「7.2グラムの遺言」が悲しかったです。 ミステリーとして、お気に入りは第二話の「悪魔の遺言」です。 人間の勝手さがよくえがぇてると思います。 また、この後どうするつもりなのか・・・を残してるあたりも面白かったです。 でも、全体的には、やっぱり、もう少しひねりがほしい話もあったかなという印象です。 |
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一人の作家が殺された。 作家の名前は日高邦彦。 ベストセラー作家である。 最近の著書は彼の中学時代の事件を書いたもので、それは モデルとなったものの遺族から訴訟を起こされそうになっている。 第一発見者は、同じ作家で幼馴でもある野々口修。 作家といっても、野々口は日高のくちききで、作家となった児童文学作家だ。 もちろん、売れてはいない。 日高の援護があるまでは野々口は教師をしていた。 そして、事件の担当は野々口の元同僚。 教師を辞め、刑事となった加賀恭一郎だった。 野々口は「作家」という職業柄、この事件を「手記」として記録し始める。 誰にも見せるつもりはないとして。 そして、加賀はそれを見せてもらうことになった・・・。 人間とは「記録」する生き物である。 文字をつかい、「記録」を残す。 人はそれを「真実」だと思いたがる。 そこに「記録」されたのは、すべて「本当」であり、「真実」であり、「事実」であると。 だが、それは「記録した者」のとっての都合のよい「もの」でしかありえない。 野々口修の「手記」と、加賀恭一郎「記録」の章が交互にくるような構成になっています。 野々口の書いたものはどこまでが、「真実」なのか「嘘」なのか。 それを見極める重要性。 違和感の正体を掴むまでの加賀の捜査。 そして・・・ 東野圭吾さんの文体は読みやすくて、 そして、落ちがすとーんとはまる時が多いので、割と好きです。 一気にざーっと読めるミステリーだと思います。 今回は殺人場面も少ないですし。 でも、・・・あっと、これをいったらおもしろくありませんね。 |

